カープ好きが集まる場所

マエケン6勝、本拠に強い…すべてマツダ

2014年06月20日 11:29

<広島6-2楽天>◇19日◇マツダスタジアム

 マエケンがバージョンアップし、戻ってきた。左脇腹の張りで12日西武戦を回避した広島前田健太投手(26)が中14日で先発。8回を5安打1失点(自責0)の安定した投球で6勝目をマークした。

 「久しぶりなので肩も軽かった」。そう振り返った前田が試したのは新球カットボールだ。初回に嶋を三振に切るなどストレート、スライダーに織り交ぜた。

 前田 試合では初めて。ブルペンから試しました。相手打者に自分のイメージが出来上がっているだろうけど、(カットボールを)使えれば投球に幅が出来るし、楽になると思います。

 久々の登板で新たなことを試せるのは、エースの風格だ。3回2死二塁では岡島の高いバウンドのゴロを素手で捕球し、間一髪で処理。「持ち味ですから」という守備力も見せた。

 これで広島は交流戦初の3連勝。エースの好投に野村監督も「しっかり投げてくれた。連勝、連敗はシーズンにはある。こういう戦いを続けていきたい」と意を強くした。6勝はすべてマツダスタジアムで「喜んでいいのかどうか」と苦笑した前田。この男が完全復活すれば、首位巨人を追うことは可能だ。【高原寿夫】

戻る

サイト内検索

© 2013 All rights reserved.| Webnode AGは無断で加工・転送する事を禁じます。