カープ好きが集まる場所

広島バリントン やっぱり3戦目先発

2014年03月26日 14:56

やっぱりバリントンだ。広島ブライアン・バリントン投手(33)が開幕3戦目、30日中日戦(ナゴヤドーム)で先発登板することが25日、最終決定した。ソフトバンクとの最終オープン戦(23日)に打ち込まれた同投手に対し再検討をにおわせていた野村謙二郎監督(47)だが、この日、予定通りの起用を明かした。

 開幕直前でローテーション投手が変更される緊急事態は避けられることになった。この日、全体練習が終了した後、野村監督はきっぱりと話した。

 「そのまま投げさせますよ。実績あるし(開幕の)ヨーイ・ドンだしね。1度投げて、それから」

 来日4年目。過去3シーズンで31勝をマークしている助っ人右腕だけに、首脳陣は当初からローテーションの頭数に入れていた。故障もなく、普通なら何も問題はないところだ。そこに暗雲が垂れこめたのが23日だった。

 ソフトバンクとのオープン戦で5回途中、7安打を浴び、8失点と炎上。前回に投げたロッテとのオープン戦(16日)でも5回途中で10安打を許し、9失点。2試合連続で打ち込まれたことに指揮官が「この状態で入っていいのか。ボクの中では、ちょっと待てよ、という内容だった」などと不満を示したのだ。

 就任5年目、16年ぶりAクラスに入った昨季の盛り上がりを受けて今季こそ悲願の優勝と意気込む野村監督にとってはもっともな怒りだった。しかし他球団に比べて投手力が充実していると言われる広島にとってもローテ変更は簡単なことではない。山内投手コーチと話し合い、当初予定通りの方針が決まった。

 もちろんバリントンもやる気だ。「2試合の結果がよくなかったね。いい内容で終えてシーズンに入っていければベストだったと思う。でも打たれたのはオープン戦だし、チームの成績に影響はない。やるべきことをやるだけ」。冷静な様子で意気込みを語った。

 28日の開幕戦をエース前田で迎え、2試合目はドラフト2位ルーキー九里亜蓮投手(22=亜大)。さらに3戦目を実績ある元メジャーとバラエティーに富む顔ぶれで臨むことが決定。上位進出へ、そして優勝へ。広島が一気の3連勝を目指す。【高原寿夫】

戻る

サイト内検索

© 2013 All rights reserved.| Webnode AGは無断で加工・転送する事を禁じます。