広島菊池「両打ち」目指すは故木村拓也氏
2013年11月01日 18:16広島菊池涼介内野手(23)が本格的に両打ちに挑戦する。10月31日、マツダスタジアムで行われた秋季練習に参加。「興味もあったので、キャンプでやってみようと思います」と意欲をみせ、理想には「両打ちで、なおかつユーティリティー」と、OBの故木村拓也氏を挙げた。
前半戦は打撃不振に陥り、球宴休み期間ごろから、新井打撃コーチの勧めで、こっそり着手。発注していた両打ち用ヘルメットが、シーズン終了後に届き、この日も、左打席でフリー打撃を行った。アマチュア時代にも度々、左打ちを試みた経験があり、同打撃コーチは「ステップもスクエアで動きも滑らか」と評価。「三振が減って打球が前に飛ぶと、内野安打になるかもしれない。足を生かすこともできる」と期待する。
台湾代表との強化試合(8~10日、台北)後に、紅白戦や練習試合で左打ちデビューする方針。この実戦機会の結果で“合否”が決まる。
◆広島過去の主なスイッチヒッター 高橋慶彦は不動の遊撃手として黄金時代を支え、79年に33試合連続安打のプロ野球記録。山崎隆造は81年の右膝骨折を乗り越え、外野のゴールデングラブ賞4度。正田耕三は87年にスイッチヒッターとして日本初の首位打者。木村拓也は日本ハムから移籍後に転向。
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