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広島菊池に小久保監督びっくり&ベタぼめ

2013年11月12日 12:46

7日、侍ジャパンの台湾戦に備えて守備練習を行う菊池
7日、侍ジャパンの台湾戦に備えて守備練習を行う菊池

 侍の菊池、17年WBCへ大前進! 広島菊池涼介内野手(23)が11日、侍ジャパンの強化試合・台湾戦を終え、チームメートの野村、丸とともに帰国した。台湾戦3試合にフル出場し、10打数1安打ながら抜群の守備力を披露。小久保監督から「びっくりしました、彼の能力の高さに」と絶賛され、4年後のWBC出場へ好スタートを切った。

 広島が誇る野性児が、侍ジャパンの中核を担う可能性が出てきた。強化試合・台湾戦に3連勝。帰国の途に就く直前、小久保監督は菊池の潜在能力にうなった。

 小久保監督 びっくりしました、彼の能力の高さに。セカンドを守っている位置。陽岱鋼の時は芝生の上を守っていましたから。

 菊池は3試合にフル出場。打っては計10打数1安打に終わったが、3戦目では二盗から決勝のホームを踏んだ。そんな「走攻」以上に、「守」の存在感が際立った。土が敷かれた内野グラウンドより外に守備位置を取り、平然とアウトを積み重ねる。指揮官は心の強さにも感嘆した。

 小久保監督  彼は4月、5月で10個以上エラーしたはず。マエケンの時に1試合3失策した後、彼と会った時、取材を通じてメンタルの強さを感じた。あの後に守備機会の日本記録を作った点。普通、エラーした人はボールに触りたくない心理が働くのに、ボールに触るのを怖がっていない。

 今季は二塁部門で両リーグワーストの18失策を喫しながら、528補殺で二塁手のプロ野球記録を樹立。脅威の守備範囲とメンタル面の強さを評価。「センターラインは正直、守備重視ですね」と話す指揮官にとって、菊池の守備力は間違いなく脳裏に焼きついたはずだ。

 菊池はこの日、野村、丸と一緒に台湾から帰国。秋季キャンプ地の宮崎・日南に向かった。

 「代表での経験は収穫だらけでした。仁志コーチにずっとアドバイスをもらいながらやってました。課題だらけで、まだ全然整理できていないですが、整理しながら練習していきたいです」

 17年WBCへ好発進。ひと回り大きくなって、菊池が帰ってきた。

 [2013年11月12日11時31分 紙面から]

 

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