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広島野村どうした 魔の2回7失点

2014年05月01日 18:52

<阪神8-4広島>◇4月30日◇甲子園

 野村よどうした! 広島が阪神との首位攻防3連戦2戦目に敗れ、今季2度目の連敗を喫した。先発野村祐輔投手(24)は3回8失点と大炎上し、2軍降格の危機に立たされた。2位阪神にゲーム差なしまで迫られ、今日1日の3戦目はドラフト1位大瀬良が先発。プロ初勝利を挙げた相手に、再び快投してくれ~!

 甲子園のベンチ裏通路が普段より長く感じられた。野村監督はゆっくりと歩を進めながら切り出した。「なんと言えばいいのか…。気を使ってしゃべらないといけない。7点では、どうにもならない」。冷静な口調には戸惑いすらにじみ出ていた。

 首位攻防3連戦の2戦目。先発野村が誤算だった。制球と緩急で勝負するタイプにもかかわらず、勝負球が甘い。2回の1イニングだけで4番ゴメスに中越え3ランを浴びるなど、被安打6の7失点。打線が4得点でなんとか3点差まで迫った直後の3回にも1失点し、白タオルを投げ入れられた。

 3回を被安打10の8失点で2敗目。3勝をあげている一方で、防御率は6・84まで落ち込んだ。開幕から5試合に先発し、最長イニングは6回どまり。ここ2戦も制球難から球数を増やし、5回5失点、5回4失点と試合を作れていなかった。指揮官は「同じことの繰り返し」とバッサリ。3戦連続の背信投球で、先発3本柱の1人として期待されていた男も、さすがに立場が危うくなった。

 野村本人は「次も任せてもらえるなら頑張ります」と話したが、野村監督は次回登板について「分からない。2軍で準備している投手が良ければ、そこと比較してどうかとなる」と説明。山内投手コーチも2軍降格の可能性を問われ、「考えます」と否定はしなかった。代役候補の福井、今井はファームで試合を作っており、野村は2軍降格の危機に立たされた。

 チームは今季2度目の2連敗。2位阪神にゲーム差なしまで迫られ、3連戦の3戦目を迎える。今日5月1日の先発は大瀬良。投手王国のメンツは保たれるのか。ドラフト1位右腕に大きな負担がかかる。【佐井陽介】

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