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広島野村監督、マエケンに中5日登板指令

2014年03月18日 13:13

 これがカープの開幕ダッシュプランだ。広島野村謙二郎監督(47)が17日、エース前田健太投手(25)をいきなり開幕から中5日で登板させるプランを明かした。16年ぶりのAクラスに進出した昨年の勢いに乗って迎える今季、もっとも頼れる前田のフル回転で一気に波に乗りたい考えだ。

 2年連続Aクラス、優勝へ-。広島への期待が高まる今季、就任5年目の野村監督が開幕ダッシュプランを明かした。

 「マエケン(前田)、バリントンの中5日登板はあるよ。投球数が100から110ならその方がいいだろう。中継ぎの負担も減る。そのケースがあることはもう伝えてあります」

 すでに前田、バリントン、野村の実績組に大瀬良、九里のルーキー右腕2枚を加えた5投手が開幕ローテとして決定的。6番手はこの日1軍に昇格した今井や左腕篠田らで争われている。だが指揮官は開幕6試合目は6人目の投手でなく、エースで立ち向かう決意を持っている。

 「開幕、もちろん、いい出だしをしたい。選手次第だけど。昨季3位になって、甲子園でのCSにも行った。その責任と自信を見せてほしい。結構、昇ってくれると思いますよ」

 開幕からの「エース中5日プラン」をここに来て口にしたのは、これまでとは違うムード、チームへの高まる期待への返答なのかもしれない。

 前田本人も歓迎だ。これまで中5日はもちろん、昨季終盤には中4日でのマウンドも経験しており、何も問題はない様子だ。

 「できるだけボクがたくさん投げることがチームにとってベストだと思っています。疲れが出て中6日にしてもらうことはあるかもしれないけれど、中5日は普通だと思います」。エースの自覚十分に話した。

 投手を預かる山内投手コーチも「(前田の)球数が増えて、投げられなくなることなどもあるので先発6人は用意しておかないといけない。でも中5日のプランはあります。臨機応変にいきたい」と説明した。

 28日中日開幕戦(ナゴヤドーム)で勝ち、さらに4・3の地元ヤクルト戦へ。中5日登板でエースが開幕連勝すれば、進撃ムードが高まるのは間違いない。【高原寿夫】

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